本日のご紹介は!リョービの新作集じん機でございます。リョービの集じん機は、昔から不思議と人気があるものなのですが…

これが問題の集じん機。リョービのVC-1250STといいます。乾湿両用。

今回のは、今まで出ているリョービの集じん機の中では「吸い込み仕事率」がトップクラスの280Wです。基本的に集塵機は家庭用掃除機より吸込仕事率が低いのが常ですが、それに近い強さですね。

にもかかわらずダブルファンタイプでパワフルなのに静か。

で、このトップクラスの「280W」に届いてるシリーズの中では集じん容量が「乾燥:23ℓ 液体:20リットル」とトップ。他と比べて高性能なんです!それでも同じクラスのマキタのVC2500なんかと比べると吸い込み仕事率、容量共に一回り下ではあるけど…「その機種にしかできないこと」がある場合は俄然、候補に挙がってきますよね。

今回はまさにそんな独自の特別機能!!が売り!!の集じん機!!

ごらんのとおり、ピカピカの銀色が魅力なんです。

ステンレス製タンク!!延長管もステンレス!!付属のスキマノズルとロングノズルはアルミ!!

つまり汚れに強い!洗いやすい!というのが売り!!

確かに電気系統への影響が不安すぎる樹脂素材と比べると、水ぶっかけてやれ!という見てくれですねえ…防水じゃないからモーターに水かかったらマァ壊れちゃうんだけどね…雨とか無理です。でもノズルとか管とかは、高圧洗浄機でピャーできそう!

キャッチフレーズは「汚泥、ヘドロ、液体などの吸い込みに最適」!!!

このフレーズはすごいです。乾湿両用の集じん機は数多とはいえ…基本的には水が吸えます、程度のもの。乾いたものを吸えるフィルターでは水は吸えない、水が吸えるフィルターでは乾いたものは吸えない、取り換える手間も必要、というのが基本ですが…その辺りも結果的に故障の原因にもなりがち。水が吸える、ということ自体がすごく難しいことなんですよね…。

つまり集じん機を湿式として運用するにはこまめな清掃が必要不可欠ということであります。そして「洗いやすい」ということは「湿」に寄せてきたということ!「湿」運用はとにかく汚れがこびりつきやすいのもありますしねぇー「湿」と掃除は切っても切れないマブですね…

乾湿両用とはいっても、ここまで「湿」に自信があるアピールは、リョービ以外ではあまり見かけないです…他メーカーさんは…ひっそりお茶をにごしてる気が…げほげほ…特に泥状のものは目詰まりしやすいから堂々とキャッチフレーズに入れてくることはあまりないんじゃないかなぁ。

え~。実はですね。

この商品、これ単品だと、中がさほど目新しいわけじゃないです。

や!確かに洗いやすいから湿運用ラクラク、ステンレス製タンクで安心!とかは新アイデアなんですよ!?中というのは内蔵物に関して!!

付属のフィルターだと、乾式用が「カートリッジフィルター」、湿式向けは「スポンジフィルター」。この機械自体はとっても洗いやすいですが、フィルターはそんなの無関係。汚れがたまりやすければ洗う頻度も増えるわけですが、そこでいうと普通なんですよ。っていうか乾式のフィルターの方は紙なんで、泥とか間違って吸っちゃうと即死です。

う~ん…とても泥、ヘドロアピールする能力ではないような…

そこで登場するのが!こちらです!!

 

ウォッシャブルフィルター!!ちゃちゃらちゃっちゃちゃ~!

これね!実はけっこう前からあるんですが、すごい…あの、めちゃくちゃ評判良いです。サイコー天才です。なにが天才かというと、まあもう名前でネタバレですが「ウォッシャブル」なんですよ。

紙とかスポンジとか…もう完全にゴシゴシチマチマ洗うやつじゃないすか…しかし、こちらは樹脂製なのです!

つまり!吸ったものが粉だろうが泥だろうがヘドロだろうが…

「バケツに入れて水じゃぶじゃぶ!終了~~~★」

なんですよ!!!!!洗うのが鬼のようにカンタン!!詰まってきたら吸引力が落ちますが、その都度洗うことがもはや手間とは言えない便利ぶり。あまりの手軽さに使った誰もが驚愕!!柴商も店を挙げて全力オススメさせていただく!!

で…ひとつ謎なのですが、この商品。今までもそうなのですが、あくまで「別売部品」なんですよね。

もうね…「なんでこれが標準付属じゃないのか!?」という声数多なんですよ!!!いやまじ…確かにちょっと高いけどその分値段上乗せしても俄然おつりがくるクオリティだよ…!しかも他ではみかけないし!!

さらに謎なのが、今回の製品の「泥状OK」「ヘドロOK」っていうの、どうもこのフィルタ使う前提っぽいんですよね…?

な、なんでやねん…!最初に言ってよ…!!

というわけで、当店のぺージでは、別売部品としてプルダウンに候補が入っております。ぜひともご一緒にご購入いただければうれしいです。

たしかにこちら、かなり前々からファンもかなり多いフィルタみたいで。「リョービは集じん機」というイメージも割とあるかな~と思うのですが…実際、このフィルタが立役者みたいなとこありそうです。

しかも前述のとおり「別売部品」として発売されているので…知る人ぞ知る、というかんじなんですよね。知る人にとっては常識かもだけど、知る人にのみひっそり支持されてきたところの「リョービは集じん機」です。

…こう振り返ってみますと、RYOBIの集じん機って、ほとんど乾湿両用。

今回だけが「湿」特化ではなく、もともとけっこう「湿」は得意だったのか…っていう…むしろこの別売品が有能すぎて、すべての商品に湿向けにできちゃうっていうかんじか…ですから、柴商でもリョービの集じん機はVC1200とか取り扱ってきましたが…シリーズ全部すごい!!!と改めて思いましたね…。このフィルタ使うためだけに、リョービの集じん機ファミリー、箱推しできちゃいますよ!!

こういう書き方をすると新製品である今回のVC-1250STの魅力が半減しちゃうかんじですが、前述のフィルタと組み合わせるのにも最高の組み合わせなんですよ、というのは大前提であると思います。

冒頭で紹介したとおり、リョービシリーズの中では一番の成績優秀者といった内容です。ウォッシャブルフィルタが使えて、いいやつ買おうとなったら問答無用でこちらです。よろしくお願いいたします。

最大風量は3.0立方m/分、最大真空度が25kPa。

吸い込み仕事率がさきほど申し上げたとおり280Wで容量が「乾燥:23ℓ 液体:20リットル」。

またコード長さが10mと、何も考えなくても自由に使える長さです。ステンレス製ということで、重さが9.0kgと重量級なのはご愛敬!その分の掃除のしやすさでございます。また金属が使われているので静電気を地面に逃がす工夫などもされていますよ。

天板はフラットでモノが置けたりして使いやすいです。スイッチもON/OFFのみでわかりやすし。また、ホース&延長管&電源コード&アクセサリーがまとめて収納できるので便利。

そうそう!リョービ、フィルタは付いてないくせに、ロングノズルやスキマノズルなど、付属品けっこう充実しています。2.5mのホースなんかもついてますよ~

集じん機と申しますと、基本的に電動工具のある生活には必須ですし、連動とかも重要なので、お手持ちの電動工具メーカーに合わせてご購入ください、というのがマァいいのかなぁというかんじですが…こういう、「その機種にしかできないこと」がある場合は別かと思います。

湿式の運用や、集じん機の故障にお悩みの方は、改めてすごいRYOBIの集じん機シリーズより、ぜひ一度お試しいただきたいと思います!

リョービ 集じん機 乾湿両用 VC-1250ST

ではでは~!