なんと…実は、今まで日本では存在しなかった、コードレスのパワーミキサーが遂に爆誕！！
国内初！すごいぞマキタ！
カクハン機、といえばリョービの十八番みたいなイメージあるんですけど…それをまさか自分たちのテリトリーである充電式に引きずり込んで対抗してくるとは思いませんでした。
これ、もうとにかく楽ですよ！
液状のものが飛び散る攪拌作業は、屋外なり空いたスペースなり、ちょっと離れたところでやることが多いはず…コードレス化が最も望まれる機械といっても過言ではないはず…！！もうコードもドラムもいらんのです…！
とはいえ今まで充電式化してこなかったというのはなんらかの原因があるはずで、おもちゃみたいな内容だったらアレなのでみていかなきゃいけませんね…
今回、おお！？と思うのがいっこありまして。というのは、たいていのカクハン機って、基本的には「低粘度用」とか「中粘度用」とか「モルタル用」とか、対応している攪拌物のねばりけを指定して買うものだったんですよね。リョービだけかな？切替タイプもあったの。
マキタもその例外ではなかったのですが、今回マキタとしては初「低粘度」⇔「高粘度」切替可能になりました。さらにトリガ変速が付いてるんです。オールマイティなんですよ！
塗料やリシンなどさらっとしたものは高速・0～1300回転/分の低粘度モード。
高粘度モードはなんとモルタルあたりまでいけるようです！低速は0～350回転/分の高粘度モード。
ここを往復できるって、パワーにめっちゃポテンシャルあるのでは…！？すげぇな…と思ったら、ブラシレスモーター搭載でした。やっぱりお前か。機械、ふつうのモーターで出た後にブラシレス化する、という流れが多いのですが、今回はしょっぱなからブラシレス化されてるんで安心というか、それあっての充電式化だったのかな…まあとにかくパワーは心配ないです！
…加えて、ちょっとカラクリがあるみたいで。
マキタの場合ぐるぐる回るさきっぽの部分、ミキシングブレードが別売なんですよね。標準付属のブレードは低粘度用なので、高粘度用ミキシングブレードの購入が必要…そしてそのミキシングブレードを装着するために必要な高粘度用シャフトも別売りなんです。
なので、一台ポッキリで低粘度・高粘度を往復できるわけじゃないんですよね。別売部品でパワーアップさせることにより高粘度モードでの使用が可能になるというか。付け替える手間とかも必要です。洗うこと考えたら付け替えで正解だとは思いますけれども。ちょっと話題それちゃうんですけど、見方を変えると「ミキシングブレードが自由に取り換えられる」というのがひとつの目玉というか。ブレードによっては全体のスペックを底上げしてくれるかんじなんですよね。あんまり他メーカーさんでは見かけないです。
…実は今まで、当店ではあんまり扱ってこなかったんですけど…マキタ、ミキサー自体は結構出してるんですよ…いや…なんかすみません…そういうわけで、実はミキシングブレード部分が既に沢山存在してるんです。
低粘度用、高粘度用といってもそれぞれ種類豊富。素材、固定方法、リングのあるなし、２枚羽対応かどうか…など…。これら数多く対応している！ということで、新製品のくせに部品の選択肢がめっちゃ多い！強くてニューゲームです。というのもチャームポイントなのでよろしくお願いします。
次に、一番のネック、充電式には使用時間に限界がある、という部分なんですけど。
１充電あたりの作業量目安が…
低粘度モードだと約30分。塗料が４kgの場合ですね。
高粘度モードだとなんと約60分！これはモルタルが9kgの場合ですね。ただし、ミキシングブレードは前述のモルタル用に取り換えての数値のようですが。
いや…これ、充分でない…？全然実用の範囲内でしょ！新開発の商品なので現状ライバルがおらず、凄いのか凄くないのかはわかりませんが…普通に使えるのは間違いないです。
しかもこの数値、バッテリBL1860Bを１個分の数値になります。そう！バッテリ１個で動くんですよ！バッテリ２個シリーズっぽいけど違うんですよ！ということはですね。マキタのバッテリーお持ちの場合は、切れたらそちらをお使いいただければよいわけで。
となるとこの使用時間は長いくらいでは…？？？
電源コードとつなげてつかうミキサーに比べて、ちょっと電気がどうなってるのか漠然と不安になりはしますが…
マキタのほうでも「これ水分がバッテリとの接触部にハネたらやべぇ」というアレがあったのか、「スイッチカバー」、「バッテリカバー」「フロントカバー」といろんなカバーを装備させてそれを防ごうとしてます。
始めてみたとき新しいバッテリかと思っちゃった。カバーで覆われてるんですよね。
まあゆったらばですね。永遠に混ぜ続けなければいけない場合はそらもうAC電源式のほうがいいと思うんですけれども。充電式が全くACタイプに引けを取っておりませんし…さらに、お値段もめちゃくちゃお手頃。全く新しい商品なのに、開発費用が上乗せされてる様子が全く見えない定価となっております。
さきほど高粘度モード使用には別売部品が必要と申し上げましたが、そちらを差し引いても満足なお値段。そっからさらに柴商得意ジャンルなので、がんばってお値下げしていこうというとこです！
そんなわけで、とにかくマキタユーザーの方にはめちゃくちゃオススメ商品になります。マキタユーザーでなくとも、充電式というのはかなり魅力的ですからね！ぜひぜひご検討ください！
この商品を使用するにあたって重要な「ミキシングブレード」のページも貼っておきます！
なお、標準付属品でついてくるのは低粘度用ミキシングブレード165「A-43692」になります！シャフトも低粘度用の「A-43751」！お気をつけくださいね。
よっ！パイオニア！画期的！な当商品、ぜひぜひご検討ください！
マキタ 充電式カクハン機 UT130DRG/DZ
マキタ ミキシングブレード一覧
よろしくおねがいします～！ではでは～