マキタの充電式インパクトドライバ、TD155DRFXという新商品が発売されました。18Vです!

マキタで18Vインパクトといえば、キングオブインパクト「TD171D」という、既に王道のシリーズが発売されていますよね…とりあえずインパクトはTD171みたいな感じすらあります。

TD171は、ちっちゃいし、パワーもBOSCHのインパクトが入ってくるまではトップでしたし…なんといってもインパクトのような必需品で大切なのは、バッテリーを他製品で使えるかどうか。そこはマキタ、マジで強いので…

ところが一方で、マキタのインパクトの中で、当店でも地味にじわじわ売れているのが「TD111DSMX」という商品。

これですね。バッテリーが10.8Vなんですよ。

さきほどマキタはバッテリーの互換性が強い、と申し上げましたが、10.8Vのバッテリーは18Vのバッテリーほどの汎用性はないです。

クリーナー名作シリーズCL106107108に使えるのはなかなか最高ですが、あくまでクリーナー…ジグソーアングルインパクトなど、10.8Vならではの工具もあるものの、これら、使わない方は使わない商品だとおもいます。

じゃあなぜ一定の人気があるのかといいますと、TD171ほど強くなくていいと、軽作業に使えれば十分で、トルク180もいらんよと、むしろ取り回しやすい方がいいと、あともうちょい安い方がいいと、そういう方けっこういらっしゃるのではないかと思うんですよね。

TD111DSMXは取り回し重視タイプの中ではフラグシップなので、こちらもすごくおススメです)

今回のTD155は、どちらかというとTD111DSMXに近い性能になっています。

軽量&スリムボディ、取り回し重視でトルクはそこまで高くない。ただしマキタの十八番、自動変速がスムーズな「楽らくモード」などはキッチリ搭載。1充電あたりの作業量も、TD155の方が若干良いくらいで似たようなかんじです。

ですが!バッテリが!18V!

というのが今回のチャームポイントです!

なので今後は、取り回し系インパクトほしいな~と思ったときに、そのためだけに10.8Vのバッテリーを購入しなくてもいいんです。今回のTD155は18V/3.0Ahバッテリとのセットですが、18V/6.0AhのBL1860Bとかお持ちでしたら本体のみでご購入いただいてもよし。セットで買って、他製品のフォローにバッテリ投入するも良し。

かなり選択肢が広がりましたね!

さて。

TD111DSMXと、TD155DRFXは、正直ほぼ互角の性能。

回転数や対応ネジボルトの種類もいっしょ。111の方がより軽く、作業量的にちょい下、とか違いはあるんですが、まあでもけっこう細かいので、どちらかというと前述のように、バッテリをどう運用するかで選んでいただけばいいかなと思います。繰返しになりますが、111も軽くて良いモデルなので、10.8Vと組み合わせられる方にはオススメです!

さてさて。

問題は、現在18Vバッテリ運用されてる方で、TD171TD155どっちにしようかなって場合ですよね!

というわけで、こっからは同じ18VのTD171TD155を比較していこうかと思います。

まず並べてみます!左が新作TD155、右が王道TD171です。

明らかにヘッド長さ、TD171の方が小さいですね!

そうなんです、「取り回しが良い」といってもヘッド長はTD171がめちゃくちゃ短い116mmなので、「155の方がコンパクト」というのとは違うんですよね。

こっちもみてもらいたいんですが…

左の155、ヘッド長は長いんですが、幅がめちゃくちゃスリムなのお分かりいただけますでしょうか。

逆にTD171は上からみるとちょっとずんぐりしてるんですよね。

これも使い方次第ですが、TD155の方が使いやすい、という環境わりとありそうです。

後ろ姿だと、幅、わかりやすいですね。

それから最後に重さ!これ、取り回し、という点では重要です。

これ、私も測ってみてビックリだったのですが…

マキタ発表の「質量」の数値では、それぞれ1.4kg/1.5kgと表記されていたのですが、実際使う状態で測ってみると、実質140gの違いががががが!!

なお、140gって聞いただけだとピンと来ないというか、140gかよ、ってカンジすると思うんですけど…お菓子かよ、みたいな…でもこれ、私が持ってみて、わりと違いが判る程度には違います。これが長時間連続や、天井作業となるとかなり大きいファクターになってくると思います。

やぁ~。

こうやってみると、かなりTD155悪くないですね。もちろん、このコンパクトさで180N・mというトルクの差を出せるTD171もやっぱりすげぇ~ってかんじなんですが…

適材適所、お好みや条件によってお選びいただければとおもいます。

同じ機械でもバリエーションが複数あるのが大手メーカーさんの魅力なので、マキタのインパクトをお選びの際は、当商品もぜひ選択肢に加えてあげてくださいね。

というわけで、新作TD155!ぜひぜひご検討いただければと思います。