やー事件だ事件だ!
今回の新製品、こちらなのですが…NT3640DAといいます。
HiKOKIのコードレス仕上釘打機。
別の言い方で言うと、充電式フィニッシュネイラ、ということになります。
充電式フィニッシュネイラと言えば、長らくMAXのおはこでした。「釘打ち機」と名の付く商品はいろいろありますしいろんなメーカーさんが出しているのですが…「充電式」で、かつ「フィニッシュネイラ」である釘打ち機は、MAX以外に作っているメーカーさんが無かったのです。常にMAX一択!
とにかくエア工具に強いMAX、そのノウハウを活かして作った充電式はやはり評判がよく、他メーカーがほぼ手を出せないまま、MAXの充電式フィニッシュネイラ自体はアップデートを重ねていきまして(TJ-35FN-BC)、頼れる定番商品としての名を恣にしていたわけです。
ここにHiKOKIが新製品をねじ込んできたのですね!
いやーおもしろくなってきました。
今回の商品、おなじみ36Vのバッテリーマルチボルト蓄電池対応の商品なのですが、HiKOKIが充電式フィニッシュという分野に進出できたのはこのバッテリーがあったからかも。
エア工具の使用感を充電で再現すること自体がかなり難しいようなのですが、MAXの充電式フィニッシュは18V、HiKOKIはマルチボルトで36Vですから、このバッテリーのパワー差でごりおせば道場破りも十分狙えるというわけですね!!
そんなわけで、そもそもバッテリーの電圧がダンチです。
HiKOKIのチラシには「(国内電動工具メーカーにおいて)ダントツの打ち込み力」というキャッチフレーズがありますが、ダントツも何もライバルがMAXしかいない上にバッテリーのパワー違いますからね…煽ってますねぇ~!
実際かなり強力なスペックを誇ります。
たとえば使用フィニッシュネイルの長さですが、MAXの方が15mm、20mm、25mm、30mm、35mmとなっているんですが、HiKOKIの新製品はこれに加えて40mmのものも使用可能。打ち込み時間も短縮され、使用感もかなりエア工具に近いということです。
ちなみに、MAXが18Vで1充電あたり4000本の打ち込みが可能。
HiKOKIは36Vで、40mm仕上げ釘のラーチ合板打ち込みが、同じく1充電あたり約4000本。
これ、充電式なのによりハイスペックを実現したHiKOKIのNT3640DAがすごいとみるか、18Vで釘の長さを押さえれば36Vと変わりなく使えて機能の多いMAXのTJ-35FN2-BCがすごいとみるかは意見がわかれそうですね~…。
値段や重さ大きさに対するコストパフォーマンスで比べると、MAXとHiKOKIは互角、お好みで、というかんじではありますが、単純な威力で比べた場合はNT3640DAの方がひとまわり強力です。
さてさて。では細かい特徴みていきますが…
まず先端部分、かなり細い感じになってまして、射出口とプッシュレバーが一体式になってます。
射出口がノーズ中心にあるため、狙った場所に打ち込みやすくなっています。
また電源スイッチ部分はこんなかんじ。
オートパワーオフ機能搭載で、意図しない動作を防げるようになってます。
またLEDライトが2灯式。
照射部に影ができにくいのでけっこう便利かも。
ほか、必須のダイヤル式打ち込み深さ調整や、空打ち防止機構などの機能もついています。
というわけで期待の新製品になっております!
そもそも充電式フィニッシュネイラって、充電式フィニッシュネイラであるだけでそうとう便利なところがあります。ホースなしで内装、軽天、型枠作業ができるのは大きいです。
なのでもしマルチボルトをお持ちである、もしくはお持ちの工具が日立派であるという方は、こちらがよいんじゃないかなと思います。
いずれにせよ選択肢が増えたこの「コードレス仕上げ釘打機」ですので、ぜひぜひお試しいただきたいです。
これを機に、電動工具としてもメジャーな商品に!なっていくかも!
コードレス仕上釘打機
もろもろなにとぞよろしくおねがいします~。
ではではー。