こんにちは~本日のご紹介は全ネジカッタ、SC121DRGです。先日ご紹介したSC102とは違いまして、油圧式。
SC102の方は久々のリニューアルということもあり14.4V、18V両方に対応していましたが、能力的なこともありこちらは18Vのみ。6.0Ahバッテリがついています。マキタは長持ちバッテリなのがありがたいですね。
そうそう、仕様ですが、なぜか本体のみがないんですよね今のところ。うーん。チョイ謎。ケースは深底タイプのマックパック4です。
対応している切断は、軟鋼(SS400)・ステンレス(SUS304)で、種類は前述のとおりW1/2・W3/8・W5/16・M12・M10・M8。切断スピードは3秒、寸法はハンドル付で長さ212×幅323×高さ260。標準付属品として、W3/8切断用刃がついていますが、他の種類用の替刃も柴商ページのプルダウンからお選びいただけます。
耐震工事のお供には、迷わなくてもとにかくコレ!という商品になってます。
今年の年始一発目に、当ブログでも全ネジカッタSC102をご紹介しましたが、アレが7、8年だかぶりの漸く出た新製品だったのに、もうリニューアルするの!?と思いきや…油圧式はまたちょっと違うかんじなのです。
油圧式をギアを使ったものと比べたときのメリットは耐久性とパワー。デメリットは重さと大きさ。というイメージですが…
これを全ネジカッタに適用した場合の一番の特色は、
SC102の方では切断できない、硬くて(ステンレス)太い(4分)やつを、切断!!!可能ということですね!!!!!!
この硬くて(ステンレス)太い(4分)やつ、主に使いどころが耐震工事かと思いますが、ばっちり対応しております。というかですね、少なくとも当店で扱ってる全ネジカッタにおきましては、硬くて(ステンレス)太い(4分)やつをちょんぎれる奴は今のところこの商品だけなので…
というか、全ネジカッタ自体がかなりニッチな商品かと思いますが、その中でもさらにニッチな需要に応えてくれてマキタありがとう的な商品です。まず油圧式の全ネジカッタの数が少ないので…バッテリに汎用性もあるこの商品が、その名を主に担っていくのではないでしょうか。
うれしいことにサイズはめっちゃ対応してるので(ミリネジがM8、10、12、インチネジが二分五厘、3分、4分)前述のSC102の分もカバーしてますが、その分重いしデカイということで、全ネジカッタを使われる方全員に「どうせだからこっちがお得!」というカンジではないです。硬くて(ステンレス)太い(4分)やつに用がなければSC102の方がオススメです。
ともあれそれぞれの、1充電あたりの切断回数目安を乗せておきますと…
W1/2(4分):約440回 W3/8(3分):約560回 W5/16(2分5厘):約650回 M12:約500回 M10:約560回 M8:約650回
てなかんじ。
とにかくそんな強力商品なので、当然ブラシレスモーター搭載。切断には約3秒の強力・高速切断、バリ取り不要。
そうそう、油圧式のデメリット「重い」に関してなんですけど…これはですね。重いです。6.0kgです。SC102の倍近くあります。まあSC102が軽すぎるという説もありますけど。天井作業はけっこう大変…そんなときにはこれ!
バッテリアダプタBAP18~!!500gダイエットして5.5kg!天井作業もできなく無い重さに!
まあ焼け石に水感もありますが!ないよりまし!
と他商品の宣伝もしてみましたが、ものすごくちゃんとした定置切断用のバランススタンドが標準付属しているあたり、床置き切断での活躍を主眼においてるのかな?ていう気もしますね。SC102では取り外せるキャップがスタンドの変わりになってましたが、本体自体を水平に保持できるがっちりしたバランススタンドがついています。これで全ネジの並行切断が可能になってます。(まああと天井作業においても一応ハンドルがついてる。)
必要な方には必要であろうこのニッチな全ネジカッタ、ぜひぜひお手元へ。柴商にてとりあつかってます~!