レシプロソー。。。。
配管やパイプの切断などの、肩より上に持ち上げて使う作業もそこそこ多い工具ですね。
そのあたりがマルノコやジグソーと違って、取り回し性のさらなる向上に関して作業者の方々の期待も大きいかと思います。
電動工具の開発の主流は
バッテリー駆動によるコードレス化。
ブラシレスモータによるAC機同等のパワー。
機動性を追求しながらもパワー的にもシッカリ使える製品の開発がテーマとなってます。
工具本体のサイズのコンパクト化も非常に重要な開発要素になってきます。
そんな中、
マキタから最新型の充電式レシプロソーが発売されました。
【マキタ】18V充電式レシプロソー JR188D
![](http://4840.jp/blog/wp-content/uploads/2017/11/1-3-283x300.jpg)
今までの現行品の18V充電式のレシプロソーの中では
縦クランクとブラシレスモータの2要素の効果でAC機匹敵のパワー&切断スピードを持つ【JR187】が人気でした。
縦クランクはマキタさんのここ最近でリリースされた充電レシプロソーに採用されているもので
押す側の縦回転の際に、上からの力で荷重がかかりながらのブレードの押し引きの運動になるので、切る材への刃の食い付きが良くなるのだそう。
そして、押し側の縦回転の過分の力を、同じ一連の回転運動の中で引く側の力に出来ますので引き側の回転量が少なくてすみ、結果引き速度が早くなるという事らしいですね。
それと、マキタさん定番のブラシレスモータ。
この2つの効果で充電式ながらAC機に匹敵する切断スピードとパワーを実現。
マキタの充電レシプロソーの開発の流れは現在こんな経緯でしょうか。
もう1つ、【JR184】という充電式のレシプロソーがありまして、
コチラは普通のモーター採用でパワーは劣るものの軽量・コンパクトさが人気の商品です。
今回の【JR188】は、
【JR187】のパワーと、【JR184】のコンパクトな使いやすさの両方の良いトコ取りとでもいいましょうか?
187では片手ではツライ、184ではパワーが足りず…といった方の要望にお応えできる機種となっているのではないかと思います。
コンパクト重視のその本体(取り付ける刃の部分は除きます)の全長は316mm。
上で述べたパワー機【JR187】が全長439mmですので、
12、3センチ全長幅がコンパクトになりました。
この12センチ。
トリガー部から直角に配置される、いわゆる銃身の部分が
JR187ですとやはり少し長めで片手で自由にとは行かなかった所ですね。
【JR187】はじめ
今までのブラシレスモータのレシプロはクランクとモーターが一直線配置。
こんな感じ。
これを【JR188】はブラシレスモータを縦型に、クランクと直角に配置する事で小型化したんですね。
今回のJR188の全長316mmというのは、(全体のデザインの大元が違いますので一概には言えませんが)
同じく上で述べたコンパクト機のJR184の全長398mmよりさらに小型化されているという事になります。
ストローク幅に関してはさすがに、銃身部の長さと関係しますので、
JR187の32mmロングストロークから → JR188は20mm(きっちり12/100センチ分?)
となりますので切断のスピードは多少落ちますかね。
それでもブラシレスモーターと縦クランクの威力はほとんどそのままに、
切断能力はパイプは外形130mm、木材は厚さ255mmとなっています。
まさに、取り回し性と切断能力を両立した理想の「ワンハンド」レシプロソーと言えますかね。。
ブレードの交換は差し込むだけの工具レス交換。
「APT」防滴・防じん仕様です。
バッテリBL1860Bと充電器DC18RC・ケース付きの【JR188DRG】と
バッテリ・充電器は別売でケースのみ付属の【JR188DZK】があります。
「バッテリはともかく、充電器が家に二つも三つもあるんだよ~」
と店頭にお見えになって、ぼやいていらっしゃるお客様も何人かおられました。。。
マキタさんの充電式工具の普及を物語るお話ではありますが、
今回は、必要に応じてケースのみ付属の【JR188DZK】をお選びいただけますね。
安心。
それでは~柴商webで~
お待ちしております~~