寺社・仏閣建築などの大型伝統建築木工用の工具製作の雄、マツイ電動工具さんの
大好評の電動丸太はつり機がモデルチェンジして、品番も【LS-301】となりました。
松井鉄工所 電動丸太はつり機 LS-301
いつもながら特殊な建築用の、需要の数が何万件もあるわけではないけど、必要な人には本当に必需品、
といった工具に関しては、マツイ電動工具さんはホントに救世主です。
今回の3代目、LS-301は
モーター部がチェンジした関係で2代目のLS-201より、500グラムほど軽くなっているみたいですよ。
まずは、前モデル2代目LS-201の動画を見ながら機能のおさらいです。
機能に関しての公式コメントは2代目LS-201と引き続きで以下の感じみたいです。
■丸太皮むきの他にも木肌の仕上げ、ば取り、ふし取り等、多用途に使える電動チョウナです。
■丸太の反りにならってなめらかに仕上がります。
■切削幅は136mmと広く深削りも可能です。
■バランスの取れた設計により、楽な姿勢で作業ができます。
■強力モータを搭載した機械で、松の鬼皮も一削りでOKです。
■前後位置の調整機能付きの移動式前ハンドル、水平器を標準装備しました。
公式の引用で「電動チョウナです。」とかハリキッテ上で書きましたが
「チョウナ」とは? 勉強開始です。
「山で切り出した大型木材の皮剥ぎというのはとにかく、大変な作業なんだよ。。。」(柴商会長のお言葉。。重み。。)
手作業で「チョウナ」という工具を使って皮をはいでいく「はつって」行く作業は
大変時間もかかりますし、足腰への負担も大きくなるんでしょうね。。。
(※今では、現在住宅建築の木材加工に手作業の「チョウナ」の出番はほとんど無く、「匠の技」としてハツリ目をうろこ状に揃えて削る「名栗加工」という物に手動のチョウナが使われているのだそうです。こちらも なかなか興味深いです。)
ですから、こういった機械ではつってくれる電動のチョウナは今の時代ホント必需品です。
この電動はつり機も、マツイ電動工具さんが大工さん達に直接に作業の不便や要望をきいて開発された商品なのだそうです。
現在の普通の住宅建築はさておき、寺社・仏閣や大きな木材を丸ごと柱に使うような建築に従事する大工さんにはなくてはならない工具なのでしょうね。。
さて、製品の仕様の話に戻りますね。
パワーは、前モデルとほぼほぼ変わらずとの情報もありますが、回転数10,000rpmから12,000rpmになってるようです。
持ち手の場所、デザインもチェンジして、全長幅は800mmとなりました。ちょっと全長は伸びましたが
モーターが軽くなった事でバランスも再考されての結果かと思います。
傾き確認の為の水平機や、前後の調整機能付きの前ハンドルなどの2代目のLS-201からの機能もそのまま継承。
前ハンドルは材料側面などの作業が無理なくできて好評のようです。
水平機も束場を取るなどの精度が必要な作業で絶大な効果を発揮との事。
そして、オプションの丸太ゲージを使用すれば水平機との相乗効果で高精度の加工が可能との事。
ここで再び
「つか場って何?」 勉強開始です。
束は束柱の略で「束柱」は2階の梁の上や1階の床下などに立てる短い柱の事、との事。
天井の大きな梁や床下土台の大引きという大きい木材の下支えをして荷重を伝える役目をする重要な小柱、との事。
「つか場」「束場」とは、束柱を垂直に立てる下場の事なのでしょうかね?
(検索で調べてもキチンとした回答が見つからず。。多分、なのですが。。)
垂直必須ですので、丸太材に水平面を作るのには、確かにこの丸太ゲージと水平機。必需品ですね。
柴商では電動丸太はつり機本体のみの他、本体と丸太ゲージのセット品もご用意してますので。
お選びいただけます。
今回の商品はお取り寄せの為、3週間程いただきます。
お急ぎの方はお問い合わせください。
マツイ電動工具シリーズは、
在来工法の建築や木工技術などで、伝統的な建築施工をされる職人さんを中心としたニーズの工具ですので
価格も高価ですし、柴商で取り扱う電動工具の他社大手さんと比べても市場は決して大きくはないのですが、
電動工具と共に、三木の刃物など伝統的な道具・工具も取り扱う当社、柴商としましては、
今後もしっかりと、マツイさんの工具は追っていきますので。
我々も日々勉強です
ご入用、ご興味のある方は是非。柴商にご連絡くださいませ。
お値段も、柴商web頑張ってますので見に来て下さいね。
お待ちしております。